今でも世界に熱狂的なファンを持つクロサワ映画とは

黒澤明監督は、日本を代表する監督でその名は世界にも知れ渡っています。数ある名作の中でも傑作中の傑作と言えるのは「七人の侍」でしょう。迫力のある戦闘シーンもさる事ながら、この映画の素晴らしいところは登場人物がそれぞれに強い個性を持ち生き生きとして描かれていることです。その綿密な人物描写で観客はそれぞれの人物に感情移入することができてそれが感動を生み出します。また、映画の中での人々の生活や環境もリアルに描かれ作りものの世界だということを忘れさせてしまいます。これもリアルという言葉にこだわった黒澤監督ならではの映画の特徴です。黒澤監督の映画は今でも世界に熱狂的なファンを持っています。彼の作品は外国ではクロサワ映画と呼ばれ、多くの有名監督が彼ににオマージュを捧げています。その中の一つが「荒野の七人」です。これは、「七人の侍」の西部劇版でユル・ブリナー主演で世界中で大ヒットした映画です。音楽も日本と同じものが使われ、内容もほぼ同じになっています。登場人物の侍が西部のガンマンに変わっただけですが邦画に劣らない面白さでした。その大ヒットを受けて続編もつくられたほどです。クロサワ映画に欠かせな役者の代表は三船敏郎で、ほとんどの黒澤作品に主演しています。その彼を世界的に有名にした映画が「七人の侍」で、その後ハリウッドにも招かれ重要な役で映画出演しています。当時の大スターだったアラン・ドロンやチャールズ・ブロンソンなどとの共演に日本中は熱狂したものです。

唯一無二の存在、山田孝之の魅力

日本人の特に若者の映画館離れが話題になる中、邦画界に無くてはならない存在が山田孝之さんです。山田孝之さんは鹿児島県出身の、1983年生まれの32歳で...  詳細はここから ⇒