恋愛とコメディが楽しめる邦画
日本ではたくさんの恋愛映画が作られています。初恋のような淡い恋だったり、一途で狂おしい愛だったり、決して結ばれる事の無い関係だったり、作り手によって恋愛映画は内容がガラリと変わります。そしてその中にはただ恋や愛を語り合うのではなく、笑いの要素を含めたコメディも存在します。
コメディと愛は一見不釣り合いでも、バランス良く当てはまると面白いストーリーが出来上がります。強烈なインパクトを残す場合もあるため、邦画の面白さを更に強めた作品になります。笑いの要素があっても決して軽い気持ちで恋しているわけではなく、本気だから面白くなります。はたから見ると恋愛関係におおよそ結びつかない二人に見えるのに、バタバタとしたやり取りを通じて似たような性格を持つ事が分かり、一気に距離が縮まる場合もあります。
また共通の趣味を通じて話の合う気心知れた仲となり、更に発展して結ばれるという場合もあります。時には一方が熱烈に片思いをしていて、相手を振り向かせるために色々な作戦をするが、それがコメディっぽくなって相手も気を許すようになる等、笑いと恋には多様な部分があります。恋愛映画の中には切なく苦しい関係もあります。純粋に人を好きになる事で、来た道を戻れない恋もあります。
邦画は日本人独特の感性で作られているため、日本人受けは非常に良いです。誰しもが当てはまる恋もあります。一度は体験してみたい恋もあります。明るい部分だけでなく、葛藤や悩みを見せる事で衝撃のラストへと繋がります。コメディの場合、多くのラストはハッピーで終わります。ハッピーに結論付ける事で明るく前向きになれるためです。
しかしそれだけでは無く、邦画はその過程も大切にしています。時系列に気持ちを進める事で、どういう経緯で好きになったのかを伝える事で、共感できるように作られています。製作者の繊細なアイデアを一緒に辿る事で、恋愛映画の醍醐味を知る事ができます。